【不要なモバイルバッテリーの捨て方】どこに、どうやって処分する?

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スマホ、財布とモバイルバッテリー・・・。カバンに入っていないとソワソワする人も多いかもしれません。それくらい、モバイルバッテリーは外出や旅行時には欠かせないものの1つになっています。

ただ、スマホや財布と同じようにモバイルバッテリーも劣化します。もったいないからと無理に使い続けてしまうと、バッテリーの膨張や発火の恐れがあり危険です。充電に時間がかかったり、バッテリー容量がすぐ減ったりするようであれば買い替えを検討しましょう。その際に、古いモバイルバッテリーは適切な方法で安全に処分する必要があります。

この記事では、要らなくなったモバイルバッテリーの処分方法についてまとめていきます。適切な方法で処分しないと大事故につながる恐れもあるので、しっかり理解していきましょう。

モバイルバッテリーを買い替えるタイミング

モバイルバッテリーを処分するタイミングは、以下が挙げられます。

    • 充電に時間がかかるようになった
    • 充電が満タンにならない
    • すぐに充電できなくなってしまう
    • まったく充電できなくなった
    • 発熱や膨張が見られる
    • より高性能・高機能なものに買い替えたい
    • 購入後2年程度経過している

これらの問題が起きたらモバイルバッテリーの買い替えを検討しましょう。特に発熱や膨張したものは破裂・出火の危険があるため、早めに処分しましょう。処分する際は、衝撃を与えないように注意してください。

モバイルバッテリーは不用意に捨てないこと!

モバイルバッテリーは、カセットボンベやスプレー缶などと同様に、特別な処分方法があります。

最も危険なのは、他の燃えるゴミと一緒に捨ててしまうこと。ゴミ収集車で強い力が加わったり、ゴミ処理施設で焼却されたりすると、モバイルバッテリーの内部がショートし、発火や破裂が起こることがあります。そのまま他のゴミに火が燃え移れば火災事故につながり、破片が人に当たれば大ケガに至る恐れもあります。

実際にどのような事態になるのか、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が検証している動画がありますので、ご覧ください。
https://youtu.be/wtlQhXfYP9I

※なお、モバイルバッテリーの他にも、「充電できるもの(ワイヤレスイヤホン、ハンディファン、電動歯ブラシなど)」は要注意です。これからご紹介する方法で適切に処分してください。

モバイルバッテリーの処分方法

リサイクル可能な製品か確認する

まず、お持ちのモバイルバッテリーがリサイクル可能な製品か確かめましょう。三角形の矢印が特徴のリサイクルマークがあればリサイクル可能です。リサイクルマークがない・見えない場合でも、電池の種類がわかればリサイクルの可否を判別できます。

スローアローマーク各種リサイクルマーク

リチウムイオン電池ならLi-ion、ニッケル水素電池ならNi-MH、ニカド電池ならNi-Cdと表示されています。・・・とはいえ、モバイルバッテリーはほぼリチウムイオン電池が内蔵されています。膨張や破損のないモバイルバッテリーであればリサイクル可能ですので、後述する「リサイクルBOX」を利用しましょう。

電池に異変がないか確認する

充電池は長く使うほど膨張や破損、悪臭などの異変が起こりやすくなります。もちろん使い始めて間もないとしても、落としたり水に入れたりすると壊れてしまうことがあります。

すぐに処分できない場合は、できるだけ衝撃を与えないように保管してください。耐火性のセーフティバッグや、缶ケースで密閉して保管し、持ち歩く際も刺激を与えないようにしましょう。

そして、購入先や家電量販店に連絡し、指示に従って廃棄してもらうようにしてください。ただし、家電量販店によっては膨張したモバイルバッテリーは回収できない場合があるので注意しましょう。

どうにか対処しようとモバイルバッテリーに穴を開けたり分解しようとしたりするのは大変危険です。火災や爆発の原因になりますので、自分で処分しないようにしてください

※「シューッ」という音がしたり、持てないほどの発熱や膨張が見られたりする場合は、ただちに使用を中止してください。もし発火や爆発が起きた場合は、大量の水や消火器で消火活動を行い、困難であればためらわずに119番通報してください。

リサイクルBOXを利用する

リサイクルBOX

モバイルバッテリーに内蔵されているリチウムイオン電池は資源有効利用促進法の対象であり、リサイクルが可能です。そのため、モバイルバッテリーは家電量販店やホームセンターなどに設置されている「リサイクルBOX」に持っていくのが基本です。但し、JBRC会員企業の製品が対象です。

リサイクルBOXの設置場所については、一般社団法人JBRCのホームページから検索することができます。一般社団法人JBRCとは資源有効利用促進法に基づき小型充電式電池のリサイクルを推進するために立ち上げられた一般社団法人です。

なお、一般社団法人JBRCのホームページでは回収対象の製品と回収場所を確認できます。

・JBRC会員企業を調べる
https://www.jbrc.com/member/member_list/

・回収対象の製品を調べる
https://www.jbrc.com/general/type/

・リサイクルBOXの設置協力店を調べる
https://www.jbrc.com/general/recycle_kensaku/

リサイクルBOXは対象外の製品が投入されないようバックヤードに置かれている場合もあるので、各店舗の窓口や店舗スタッフに申し出るようにしましょう。

自治体や不用品回収業者などを利用する

自治体によっては通常ゴミとは別で回収していることがあります。ただしすべての自治体ではありませんので、お近くの自治体の処分方法を確認してください。

また、不用品回収業者を利用する手もあります。店頭持込をはじめとして、宅配回収や出張回収などを行っている業者もあり便利です。ひとつだけ回収してもらうのでは費用が割高になることがありますので、他の不用品と一緒に回収してもらうと良いでしょう。

ネットオークションやフリマアプリを利用する

まだあまり使っていない状態であれば、ネットオークションやフリマアプリなどを利用する方法もあります。出品や配送に手間がかかりますが、それなりの金額で売れることがあります。商品説明に使用期間や使用状況などをしっかり記載して、できる限り正確な情報を提供するようにしてください。ただし、使用期間の長いものや、傷や汚れがあるものは売れない可能性が高く、そもそも製品の特性上推奨されません。あくまでほとんど未使用のものや傷や汚れのない場合に限られます。

モバイルバッテリーを正しく処分すると、社会貢献につながる

モバイルバッテリーは、通常ゴミとは異なり特別な処分方法が求められます。今回の記事であらかじめ知っておくだけでも、適切な処分方法を実行しやすくなり、事故などのトラブルも防ぎやすくなるはずです。ぜひ、ご家族やご友人とも情報を共有し、モバイルバッテリーを安全に使用する習慣を身につけていきましょう。

ちなみに、モバイルバッテリーの回収後は、再利用できる資源が取り出され、他の製品の材料に使われていきます。モバイルバッテリーに含まれるコバルト、ニッケル、銅などを再資源化しています。廃棄せずにリサイクルすることで、貴重な資源を再利用することができます。

一人ひとりが適切な処分方法を心がけ、住みよい社会を守っていきましょう。

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